消費者が好む色を使う(買わずにいられなくなる秘密のテクニック)

2017年07月03日

消費者が好きな色、嫌いな色

 あなたはどんな色が最も好まれているかご存じだろうか?消費者がどんな色を好むかについて、アメリカでも海外でも様々な機関による多数の実験が行われている。そして人の心理を探るこれらの調査では、予想通り、似たような結果が出ている。順位はざっと次の通りだ。

青を一番好きな色として挙げた人が最も多く、わずかな差で赤、そして緑、紫、オレンジ、黄がそれに続いた。あなたが今使ってるオフライン、オンラインの販売促進材料は、この世界的な調査結果に適ったものになっているだろうか。

 残念ながら、すべてのグラフィックデザイナーがこの調査結果を知っているわけではない(本当は知っていなければならない)。どの色を中心的に使うかを指示するのは、あなただ。

色の好みは男女で少し異なる。2万1000のレポートによると、男性の場合はオレンジが5位で黄が6位だが、女性の場合は黄が5位でオレンジが6位だ。

色の好みは年齢とともに変わる

乳児の一番好きな色は赤で、黄、緑、青がそれに続く。これに変化が生じるのが12~14か月頃。赤と黄の1位、2位は変わらないが、緑と青が入れ替わる。そして5歳になるころには、赤、緑、青がほぼ同じように好まれ、黄が順位を落とす(あまり魅力的でなくなる)。青が気に徐々に差をつけていくのが小学生の時代。青がより好まれるようになり、一方で黄はさほどでもなくなっていく。年を重ねても、この傾向は変わらない。赤はずっと高い人気を保つ。

加齢と青

年齢が高くなるにつれ青が好まれるようになるのはなぜだろう?世界的なこの傾向は、加齢に伴って生じる目の中の変化と関係があるかもしれない。高齢者の目の中をのぞいてみると、水晶体が濁っていたり黄色くなっていたりするのがわかるだろう。実際、こどもの目は青色光を10%しか吸収せず、高齢者の目は85%吸収するのかもしれない。高齢になると私たちの体はこうやってまぶしすぎる光から目を守るようになる、という考え方もある。


次回は・・・

最も好まれる色の組み合わせをお届けします。お楽しみに!

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